2001年5月末の出来事である。アイーオー・データ機器、メルコのメモリ大手2社が4〜7割の値下げを発表した。たとえば、デスクトップ用の128MBのメモリが1万2000円から5500円という、とんでもない下げ幅である。実は、その前兆ともいえる出来事が5月20日過ぎから見られた。秋葉原のメモリが下落し始めたのだ。256MBのノーブランドタイプが5000円を割るという、まさに暴落的な下がり方だ。大手メーカーが値段を下げてきたのには明確な理由がある。これまで、ノーブランド品のメモリは、メーカー品に比べると著しく安かった。かわりに、動作するかどうかの保証はなかったのである。万一動かなくても納得できるマニアのためのノーブランド品と、ちょっと高いが確実に動作する製品を求めるビギナーや法人向けに市場が二分していたのだ。