「腰を入れる」

2012.02.01

爪先立ちしてトトトと動くバレリーナは、重力からの解放に価値を置いています。「腰を入れる」ことは、彼女にとって好ましいことではありません。日本の踊りではどうか、ということを論じる資格は僕にありませんが、イメージで言うと、高級な舞いでは、不動の腰をゆっくり引き回すような踊り方になるようです。盆踊りの腰なら、僕も知っています。(炭坑節)の「ほってえ、ほってえ」では、1拍目と3拍目で腰を入れて足を踏み出す。

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頭打ちの拍子どりです。むかし、ロカビリーのコンサートで聴衆から手拍子が起こったけれども、その手拍子が、2拍目4拍目ではなく、1拍目と3拍目だったとかいう話はかつてよく聞かれました。ちなみに日本の小唄で2拍目に合いの手を入れると、ドドンパのリズムになります。ドドンパというのは2拍目にドンと床を足で打ちならす、マンボーチャチャチャ時代の和製ステップで、(お座敷小唄)のバックはドドンパでやっています。1、3の拍打ちを、2、4にもっていくのは、そうむずかしいことではないでしょう。